2013年3月3日日曜日

いちろうくんの旅立ちと敬さん入院と検査

3月1日の金曜日
マイミクの万☆純さんのいちろうくんが、眠るように息を引き取りました。
17歳でした。
万☆純さんと一緒にいろいろなことを乗り越えて、そうして万☆純さんの腕の中で安らかに。
穏やかに旅立ったいちろうくんが安らかでありますように。


3月2日の土曜日
のんびりPUGSと散歩をして、休憩のあとにおやつをあげようとしたら、敬さんの様子がおかしいことに気づきました。
頭が右に斜頚し、おやつを前にしても口が開かない。
眼振がひどい。
静かに嘔吐。(嘔吐の前触れがない)
気道がふさがって呼吸困難?と思い、あわてて口に手をいれて気道を開きましたが、どうもそうではない。
吐瀉物もフードと水分のみで血液や異物は見当たりません。
人間でいうところの脳溢血のように思えました。
意識がある、呼吸が安定しているのを確認して、スリングに入れて動物病院へ。

お昼休憩中でしたが、緊急で診察してもらいました。
眼振が酷く、めまいを起こしているための嘔吐だろうということはわかりましたが、
何が原因で眼振が起きているのかがわかりません。
朝は普通にフードを完食しているし、膝にも飛び乗ってくるくらいの元気だったし・・・。
散歩中に頭をぶつけてもいない。
トイレで目を離しましたが、幸い側に居た人たちがかわいがってみてくれていたし、戻ってきたときも和やかムードでした。
外傷もないし、悲鳴も聞いていません。

レントゲンとエコーと血液検査をおこない、心臓をはじめとする内臓系や頭蓋陥没や背骨変形といったことはないことがわかりました。血液も特に異常はなく血栓ができるような兆候はなし。
脳炎も腫瘍も可能性が0とはいわないけれど、年齢からして少し難があるようにおもう。
中耳が汚れているので中耳炎からきているかも・・・とのこと。

外耳が綺麗だったので、中耳炎を起こしているとはまったく疑っていませんでした。
中耳炎だとしても脳炎だとしても、まずは炎症を抑えるのに抗生剤を打ってもらい、
次に脳だったときのために脳圧を下げる薬を処方してもらいました。

一旦家に連れ帰って様子を見ることに。
もらったMRI検査機関の資料を確認し、土日も受診可能なことがわかりました。
ゲージに入れ、落ち着く様子をみていましたが、伏せていても目がまわるのか目をなかなか閉じずにいました。
嘔吐を30分ごとに繰り返し、水を飲む、そしてまた嘔吐・・・。
2時間ほど置きましたが、薬を飲ませるにしても食事も出来ない様子だったので獣医さんに連絡し、相談の結果入院となりました。MRIの予約もお願いしました。
吐き気止めと栄養剤の点滴をしてもらい、体力温存です。


翌日の日曜日、朝に敬さんを動物病院からうけとりました。
やはり昨晩は物が食べられなかったとのこと。
投薬の状況を確認し、検査に必要な書類(血液検査の結果やレントゲンデータ)を受け取って、とらぱぐの運転で検査にでかけました。
想定より道が空いていて予約より2時間も早くついたのですが、丁寧に対応していただき、早めに検査をしてもらえることになりました。
担当の獣医さんはとても落ち着いた感じのよい方でした。
検査前の問診で敬さんの昨日の様子をまとめたメモをもとにお答えしました。
(覚えている自信がなかったので、前夜に思い出してまとめておいたのです。)
検査内容の説明、料金、起こりうるアクシデントについて説明を受け、サインをし、検査をお願いしました。
預けるまえの敬さん。
右に斜頚しています。

眼振も激しいです。



携帯番号をお伝えして、検査が終わるまでの間、周囲をふらふらとして時間をつぶしました。
みかけた練馬大根の碑。

やはりみかけたお寺。

とらぱぐと二人でお参りをして、敬さんの回復を祈りました。

ふらふらしていると病院から連絡が。
MRI検査の結果、やはり右耳の中耳炎、内耳炎からくる三半規管の狂い。脳に腫瘍、出血はみられないとのこと。
内耳の外側の骨が融解していないか確認を取る必要があるとのことでCTを追加でお願いしました。

図書館によって本を見るともなしに見て、時間をつぶしました。
それでもすべての時間は消化しきれず、結局一時間早く戻り、ロビーで待ちました。
麻酔からまだ覚めていないのと、報告書作成中であることを教えてもらいました。
1時間後、画像をみながら診察結果を聞きました。
髄液検査の結果、炎症が認められたので、内耳の炎症が髄膜に広がっている可能性もあるとのこと。
内耳炎については結構酷い状態なので完治は難しいこと。
まずは抗生剤で炎症を抑えることが先決なので昨日の治療は的を得たものでした。
敬さんを受け取り、お礼を述べて、ふたたび獣医さんのところへ。

資料を渡し、お互いが病院から受けた検査結果について照らし合わせ、今後の治療方針を決めました。
髄液は培養検査に出して、有効な抗生剤特定のため解析してもらうことにしました。
まずは内科療法で抗生剤を投薬し、どれくらい炎症を抑えられるか。
本日は入院し、明日ゴハンが食べれたら、家で投薬治療となりました。
見たところ、眼振にも慣れてきた様子があったので、多分退院できると思います。
会社帰りに寄る予定です。


それにしても・・・本当に中耳炎に気づきませんでした。
定例でおこなっているのは週末ですが、都度見てはちょこちょこ耳掃除をしています。
敬さんの外耳は綺麗だったのです・・・。
今もですが、ずっと痛かったり辛かったでしょう。
そういえばこのところ、あまり寝起きがよくなかったな。
敬さんの痛みや辛さが少しでも和らぎますように。

PUGSは両親が散歩に連れて行ってくれたこともあり、いい子でお留守番してくれていました。
家族みんなの助けがあって、PUGSと日々を過ごしていかれています。

読んでくれてありがとう。
Thanks for reading.

16 件のコメント:

  1. mikiko(もな母)2013年3月3日 23:45

    内耳炎といっても大事なんですね。
    早く合う抗生剤が分かって症状が
    治まりますように!

    敬さん お大事にね!

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    1. mikikoさん
      ありがとうございます。想定よりも酷い内耳炎でした。
      ここまで気づかなかったことで、かなり辛い思いをしていただろうと悔やまれます。検診センターの情報をもとに、いつもの獣医さんと相談しながら治療を進めていきます。

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  2. 鼓室炎という内耳の炎症でしょうか
    ひどい癲癇の発作を続けておこして1年後脊髄腫瘍の詳しい検査のためCTを受けたなっちは水頭症とこの病気を指摘されました
    耳も聞こえていたし、そんな症状もなかったのですが…
    頭の中は複雑で目では見えません
    これからも大変だと思いますが良い方向に進みますように
    お大事に

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    1. ちかぽんさん
      ありがとうございます。MRIとCTの画像診断では、内耳炎と診断されました。
      とはいえ身体の中のことですから、絶対ということはありませんね。
      良くなるのとおなじ確率で悪くもなります。
      少しずつ良い方向で行けるようがんばります!

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  3. お友達の訃報、辛いですね。
    ご冥福をお祈りいたします。

    敬さん、大変でしたね。
    読んでてドキドキしちゃいました。
    症状が落ち着いて退院できますように。
    お大事にしてください。

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    1. こふみさん
      コメントありがとうございます。
      いちろうくんはとても数奇な犬生だったのですが、今からおもうと
      万☆純さんのところにしっかりと赤い糸が結ばれていたのだと思います。

      中耳も内耳もわかりにくい場合があります。
      我が家の残念な例を元に、皆様のパグちゃんが健やかさを保てますように。
      敬さん、帰宅しました。
      ごはんもたべ、嘔吐もなく、元気にすごしています。
      散歩もよくします。回復にむかってがんばります。

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  4. ポコひな家2013年3月4日 18:30

    傾いた体も眼振もよくわかりました。
    敬さん、相当つらかったのでしょうね。
    内耳炎は人間のメニエルのような症状になるのですね。
    本当に恐ろしい。
    まくらんさんもご主人さんもいろいろ大変でしょうが頑張ってくださいね。
    私もわんこの内耳炎についてよく調べないと・・・と思いました。
    わんこって外耳炎しかないのだと思ってたもので。

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    1. ポコひな家さん
      ありがとうです。眼振がひどかったので真っ先に脳を疑いました。
      しかし、そのまえに三半規管にちかい耳をうたがうべきでしたね。
      かかりつけの獣医さんの判断はまさしく的を射ていました。
      こんな風になることがありますので、お耳は気をつけてあげてください。
      わんこでは珍しいそうです。にゃんこさんは多いそうですよ。

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  5. イチロウくん虹の橋を渡ったんですね。
    17才とはすごいです。最期は幸せな犬生を送れてよかったです!

    敬さん、早い処置がとれたので良かったですね(^_-)
    薬が効いて完治できますように!

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    1. 三太ママさん
      ありがとうです。
      いちろうくん、本当に眠るようにというより、眠ったまま旅立ったようです。
      数奇な犬生でしたが、万☆純さんとの絆は強かったですね。
      17歳、本当にすごいことです。
      敬さん、原因がわかってほっとしました。がんばります!
      レポート楽しみにしていますね。

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  6. 敬さん(ノω・、)うぅ辛かったんですね。
    まくらんさん、心配でしたね。
    原因がわかってきちんと治療できて良かったです。
    まくらんさんお疲れ様でした。敬さん、お大事にね。

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    1. mihoさん
      ありがとうです。チョコちゃんの縄跳び、みなさんにすごく喜ばれたのでは?
      おりこうさんなチョコ王子ですね。mihoさんの工夫と努力のたまものです!
      敬さんには辛い思いをさせました。
      大分眼振になれてきたようです。ごはんもぱくぱく、お散歩もがしがしいっております。よろけても他のPUGSが敬さんをサンドイッチして、倒れないようにしてくれています。よくなるよう頑張ります。

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  7. ぷるのすけ2013年3月5日 21:46

    敬さん心配ですね。
    原因が分かるまで気が気でなかったでしょう。
    我が家もちょうどもずくが入院したりちょっと調子が悪かったりで
    気が気じゃありませんでした。
    みんな元気で傍にいてくれるだけで幸せですからね。
    まだまだいろいろ大変ですが、早く元気になりますように。

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    1. ぷるのすけさん
      ありがとうです。もずくちゃん大変でしたね。
      呼吸困難になるほど腫れてしまうなんて、本当にびっくりですね。
      お疲れ様でした。
      元気でいてくれるのが一番ですね。しみじみ感じています。
      敬さん、順調に回復するようがんばります。

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  8. 敬さん、大変でしたね。。今は少しは落ち着かれましたか??
    まくらんさんも心配だったでしょうね。。
    耳の病気でも侮れないんですね。。
    うちの子は耳を触られるのがとてもきらいで、いつも病院やサロンにまかせっきりなので、もっと気を付けてやらなければと考えさせられました。。
    まだしばらくたいへんでしょうが、敬さんに合った治療で一日も早く回復されることを遠くから祈っております。。
    まくらんさんもあまり無理をされず、お体気を付けてください。。

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    1. ゆきだるまさん
      ありがとうです。今は落ち着いております。
      敬さん元気です。ごはんたべて、お薬のんで、お散歩して。毎日つつがなくすごしています。
      耳の病気も侮れないですね。
      我が家のように見落とすことなく、早期対応してあげてください。
      ありがとうございます。
      花粉症で鼻水が滝のように流れている以外は元気です!

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