2016年10月1日土曜日

太さんと和さん

9月は太さんと和さんが入院しました。
備忘録として記します。

【太さん】

9/4から食欲不振に。
9/5の朝はまったくごはんに見向きもしなくなったので、動物病院へ。
状態の経過を説明し、診療してもらうと、腹部にしこりが。
超音波検査で腫瘍を確認し、9/6に手術となりました。


手術は無事成功し、9/9に退院しました。抜糸は9/17となりました。
腫瘍は思ったよりも大きく、体毛が巻き込まれていたことから、穿孔してふさがったなどの経緯もあるようでした。
ジストの疑いが強かったものの、生体検査へ。


そして帰ってきた結果は、リンパ腫を含むということでした。
手術の際に他の臓器がきれいであることは確認してもらっていたのですが、リンパ・・・。
かかりつけの獣医さんが、生検担当の検査機関の獣医さんとも相談してくれていたのでいろいろと説明をもらい、今後の治療方針を相談しました。


10歳という年齢ですが、太さんは年齢に比較すると元気。
ということは、細胞ももちろん元気で、悪い細胞も復活してくるかもしれない・・・。
今の体力なら、治療に耐えられるかもしれない・・・。
経済的なことは保険を用いることで負担を減らせる・・・。
獣医さんや家族と相談のうえ、補助療法として抗がん剤治療を行うことを決断しました。
今回のメソッドは基本19週ですが、太さんの様子をみながら、25週にするなど対応にはいくつかの選択肢をもつことにしました。


9/24に一回目の抗がん剤投与を行いました。太さんの体重と初回ということもあって、量は少なめに。
抗がん剤の副作用としておう吐、下痢があるが、それらのピークは3日後くらいと聞いていました。

9/25の昼過ぎから太さんの様子が明らかにしおれていました。
夕方にはおう吐。夜中にもおう吐となりました。
食欲はなく、食べ物は口にしませんでしたが、水はよく飲みました。
排せつはなし。

9/26の朝も食欲はなかったのですが、お友達からいただいた介護食を口に含ませました。
一袋食べきったように見えましたが、まもなくおう吐。薬も吐き出してしまいました。
獣医さんに状況を説明し、体力低下と脱水症状への対応として皮下点滴してもらいました。

同日夕方には少しづつ、顔に生気が戻りましたが、夕食は口にせず。
気持ち悪いときに無理にご飯をたべさせて、おう吐させるほうが体力が低下してしまうので、様子を見ることにしました。

9/27 朝食をとりませんでした。家族によると、おう吐はなかったが下痢が認められたとのこと。獣医さんと相談し、一日様子見。
夕食はわずかにドッグフードとヨーグルトを口にするも完食には至らず。
さんまを食べていたらじっと見つめてきたので、口元にもっていくと食べました。
幾度か少しずつ与えましたが、途中で口を開かなくなりました。自分から食べてくれたことに安堵しました。

9/28 朝食・夕食をとりました。おう吐なし。下痢なし。獣医さんに回復傾向である旨を連絡。水はよく飲みます。

9/29 朝食・夕食をとりました。おう吐なし。下痢なし。夜の服薬を失念してしまいました。水はよく飲みます。

9/30 夜中と朝におう吐。下痢あり。朝食はとらず。夕食は数粒のドッグフードを口にしたのみ。水はよく飲みます。

10/1 夜中と朝におう吐。下痢あり。朝食はとらず。二回目の抗がん剤投与予定でしたが、獣医さんと相談して一週間延期を提案されたので、採択しました。白血球数が多くなっていることから、抗がん剤の影響で胃腸が荒れている。体重が先週土曜日より7kg台から6.7kgに減っている。
薬効は下がりますが、補助療法として始めたため、切迫しているわけではないことから、現在の体調を大きく崩してまで強行する必要はありませんというのが獣医さんの見解。私たちも同意。
体調回復を優先にすることになりました。




【和さん】

9/7の朝、咳をしており、それがヒューヒューとした高音の呼吸が混じるものだったので、先に入院した太さんの見舞いがてら、動物病院で診療を受けました。
肺に水が溜まっているか、肺炎との診断が出て、そのまま入院になりました。
病院のスタッフさんが気を使ってくれて、太さんのとなりのゲージとなりました。
点滴をうけ、高濃度酸素室で安静に。


9/8 酸素濃度を5%下げて様子を見ましたが、呼吸に改善があまり見られず。
肺炎は急激に悪化することがあり、そうなると薬が効かなくなるとのことだったので、状態が回復に向かうまで入院継続となりました。


9/9 太さんは夕方に退院。和さんはレントゲン結果が入院時とあまり差異がみられないことから、週明けまで入院へ。酸素濃度を5%下げました。
太さんが退院したのに、自分は残されたのが堪えたようで、ごはんを食べなくなりました。
そのため、夕方にお見舞いにいって、ごはんを食べるまで見守らせてもらいました。


9/10 朝晩和さんのお見舞いへ。酸素濃度をさらに5%下げました。ごはんを食べ終えるまで見守らせてもらいました。


9/11 病院はお休みでしたが、お願いして朝晩和さんのお見舞いへ。酸素室から出て、普通のゲージへ。待合室を少し歩かせて、呼吸を見ました。いつも程度には戻っていました。
帰りたいようで、ドア前に速足で近づくことが何度もありました。


9/12 レントゲンで改善が見られたので、夕方に和さん退院しました。自宅で服薬治療となりました。肺炎の原因は不明。もともと気道が狭いが、年齢と体重増加で余計に気道を圧迫しているのでダイエット開始となりました。


9/19 経過観察。レントゲン結果は9/12より少しよくなっているかなという程度。大きな変化はなし。引き続き服薬治療。体重はこころもち軽くなったかも・・・。

9/30 服薬終了。様子を見ます。体重は大きくは変化していません。お散歩頑張っていますが、おうちの中では置物のように眠っています。道のりは長そうだけど、頑張ろう、和さん。


太さんも和さんも、年齢を重ねてきており、いろいろなところにそれが表面化してきています。
また呼吸器という目に見えず、わかりにくいが、生きていくのに重要な部位の様子はなかなか伺いしれず、知らぬ間に悪化して手がつけられなくなっていたら・・と不安になります。
初めての治療方法に右往左往していますが、太さんと和さんがゆっくりと安心して回復できるよう獣医さんや家族の力を借りて頑張ります。




以上




読んでくれてありがとう。
Thanks for reading.

6 件のコメント:

  1. 我が家は抗がん剤使用の経験がないのでコメントできませんが、かなり大変ですね。
    人間でも同様の症状が出るようですから、お大事になさってください。
    特に何日も飲食できないと、それだけで命にかかわりますので(がんではありませんが)メイは薬の服用を中止しました。

    10歳くらいになると明らかに大きな変化が出ます。
    ペロが毎日 2~3 km 歩いていたのを中止したのも この頃です。
    心臓肥大が見つかり運動を禁止されたからです。
    それ以降、カートでの散歩になりました。
    太さん、和さんも体調を見ながら対応され 長生きしてください。

    返信削除
    返信
    1. 仔犬パパさん ありがとうございます。
      人間と違って、動物のばあいは無菌室にいれておけないので、日常生活を送れる程度の量や頻度で投薬するとのことでした。
      太さんの場合は第一回目の抗がん剤がかなり効いてしまう体質だったようで、副作用の反応が平均より早かったです。
      個人差があることなので、太さんにあった方法を獣医さんと模索しながら行っていきます。
      今日の投薬もそうしたことで、太さんを生まれた時から見てくれている獣医さんがストップをかけました。

      本当に10歳になるといろいろ出てきますね。小町さんも直腸の腫瘍を切除しましたし、これからもその子毎に右往左往しそうです。
      ペロくんの心臓肥大、前に教えてくださった件ですね。あのお話があったので、和さんの呼吸がおかしいことに気づいたのだとおもいます。
      和さんはダイエットを頑張っていますが、足のこともあるのでなかなか変化が目に見えるようになるのは時間がかかりそうです。パパさんを見習って頑張ります。

      削除
  2. 大変な1ヶ月でしたね。
    辛そうな姿を見るのは本当に心配ですものね。
    いつもみんなと一緒にいる子が入院…太さん&和さんもお家でまってるみんなも寂しかったでしょうね。
    太さん、和さん、お大事にしてね。
    まくらんさんもお疲れが出ませんように。

    返信削除
    返信
    1. こふみさん ありがとうございます。慌ただしい9月でした。
      太さん、本日より入院となりました。慢性腸炎疑いのためです。午後に面会に行った際、朝より元気になっていました。ごはんをばくばく食べれるようになったら退院です。太さん、がんばってます。

      削除
  3. 太さん、和さん大変ですね。
    10歳過ぎると色々出てきますよね。
    ケンタとランの事を思い浮かべながら読ませて頂きました。これからの治療が大変でしょうけど、トラパグさん、まくらんさんが体調を崩さないようにして下さいね。

    返信削除
    返信
    1. あごやんさん コメントありがとうございます。返信が遅くなりました、ごめんなさい。
      10歳過ぎるといろいろでてきますね。
      ケンタくんとランちゃんも闘病がんばっていましたね。
      あごやんさんとみこはかせさんの支えがあってこそですね・・・。
      我が家はそれには到底至らないのですが、獣医さんと家族の力を借りてあがんばります。

      削除